2019年7月8日(月) 試飲会の開催 (於:フランス・パリ ホテル・ソフィテル・バルティモア)
Kura Master2019授賞式の前日。今年のコンクールでトップ14に選ばれた蔵元様がパリに集結し、初めての試飲会が開催されました。本試飲会は、パリ・イルドフランスソムリエ協会との共催で、フランスの飲食店関係者やソムリエなど、食とお酒のプロ約100名の来場。awa酒協会の皆様も来仏し、盛大で華やかな幕開けとなりました。
Kura Master2019 トップ14に選ばれた蔵元の皆様
awa酒協会の皆様
本試飲会にお越し頂いたパリ・イルドフランス・ソムリエ協会会長Jean-Luc Jamrozik様と、Kura Master審査委員長Xavier Thuizatのご挨拶で開幕。
左:Kura Master審査委員長Xavier Thuizat
右:パリ・イルドフランスソムリエ協会会長Jean-Luc Jamrozik様
パリ・イルドフランス・ソムリエ協会会長Jean-Luc Jamrozik様
ジャムロジック会長から、「ここ数年、日本酒を目にすることが増えてきました。私たち、ソムリエは、料理にとても相性の良い食中酒、「日本酒」に注目しています。フランス料理がどんどん進化している今日、日本酒をサーブできることはソムリエにとって不可欠になっています。この様な、フランス人のプロの審査によって選ばれた素晴らしい日本酒の試飲会が今後も続けられ、日本酒がフランスに広がることを心から願っています」と熱いメッセージが話されました。
会の前半では、awa酒協会理事長、永井酒造の永井社長によるawa酒についてのセッションが日本語とフランス語で行われました。
Kura Masterでは今年「サケ スパークリング部門」が新設されたこともあり、フランスを代表するシャンパーニュと同じ製法で作られている日本酒、awa酒の説明に、参加者は興味深く耳を傾けていました。
試飲会にはおよそ100名が参加。ブルターニュ産の新鮮な生牡蠣や厳選されたシャルキュトリーも用意され、日本酒との相性を楽しんで頂きました。
厳選された生ハムやサラミなど
フランス・ブルターニュ産の生牡蠣。
受賞酒を楽しまれていたレストラン関係者のフランス人お二人にお話を伺いました。
-日本酒はよく飲みますか?
「1~2か月前から興味を持ち飲み始めました。日本酒は、酸味のある料理や卵類、アスパラなど、ワインに合いにくいものとの相性がとてもよいと感じます。」
-日本酒がフランスで広まるためにはどのようなことが必要だと思いますか?
「重要なのはコミュニケーションです。ソムリエを始め飲食関係者は、目新しいもの、そして質の高いものを常に探していますし、その良さをお客様へ伝えていくことができます。例えば、ワインリストにワインと同様に日本酒をオンリストし、料理一皿ずつに合わせたワインや日本酒の提案をお客様にしていくことができたらいいですね。私の感触では、日本酒を飲んだフランス人の90%以上は良い印象を持っていると感じています。また、最近のフランスでは料理自体にも日本酒やみりんを使うことが増えていてとても面白いと思います。」
蔵元様も、フランスのプロの飲食関係者の反応は新鮮だった様子で「参加者の多くが、どのような料理と合わせるか?ということを第一に考えて真剣に試飲されていました。お店でのサービスを念頭に置いているのが伝わり、大変興味深かったです。」との感想が聞かれました。