審査会
第6回Kura Master日本酒コンクールは、2022年5月23日(月) パリ市内(会場:エスパス・シャラントン)にて開催されました。
Kura Masterの規模は、年々、拡大しています。これまでで最多となる5部門1110点(昨年960点)の日本酒を、総勢91名の審査員が評価に挑みました。日本側の蔵元のフランス輸出への期待、より優れた日本酒を発見したいというフランス人プロの意欲を表しています。
審査員には、審査委員長であるXavier Thuizat氏(ホテル・ド・クリヨン シェフソムリエ)、MOFソムリエ(国家最優秀職人章)のDavid Biraud氏、Romain Iltis氏、Dominique Laporte氏をはじめ、フランスを代表するホテルのトップソムリエや、ミシュランで星を獲得しているレストランで活躍するソムリエ、レストランオーナーらが参加しました。
最適な審査環境の中、最終審査に通過した32点の日本酒の中から、Top16が選ばれました。
また今年初の試みとして、日本酒と食のペアリングとなるアリアンス ガストロノミー賞(特別賞)が新たに追加されました。これは2次予選に残ったベスト古酒10銘柄と、Bernard Mure-Ravaud 氏(MOF 2007)が選んだフロマージュとのペアリングにおいて、フロマージュの味わいを最も引き出す古酒に対して授与される賞です。
審査委員長Xavier Thuizat氏は「6回目を迎えたKura Masterの審査員達は、日本酒の審査に慣れ、さらにスピーディーに、評価するポイントがより精緻になってきています。彼らは、日本酒のタイプが広がり、ますますレベルが高くなっていることに驚き、感動していました。コンクールを通して、いくつかの偉大な日本酒との出会いを喜んでいました。また、リーデルのセミナーはKura Masterというイベントを大きく盛り上げました。」とコメントしています。
結果
6回目となる今年度は、5つのカテゴリー(純米大吟醸酒部門、純米酒部門、サケスパークリング部門、生酛部門、古酒部門)に対し、過去最多の1110点が出品されました。各カテゴリーの成績により、プラチナ賞121点、金賞245点が決まりました。
7月6日(水) にパリの在フランス日本国大使館大使公邸にて行われる「Kura Master日本酒コンクール2022」授賞式にて、審査員賞に選ばれた5点から、グザビエ・チュイザ審査委員長が選出した「プレジデント賞」1銘柄を発表いたし
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