審査会
今年で3回目を迎えたパリ発、日本酒コンクール、「Kura Master – le grand concours de saké japonais de Paris 2019」 が、パリのギャラリー・ジョセフ(Galerie Joseph)で去る5月27日に行われました。
今年のコンクールは、世界で数ある日本酒審査会の中でも、他に例がない、ソムリエやワイン専門家など93名が集まり、720点(昨年650点)の審査に挑みました。
ソムリエの方々は、現在のフランスの飲食界をリードする、プラザアテネ、ホテルクリヨンなどの5星パレスホテルや星付きレストランで活躍中の現役のプロで占めました。世界最高の乾杯酒であるシャンパンを産み出したフランスのソムリエ達が、日本酒による発泡酒を応援する意味で創設された「サケ・スパークリング部門」は、異なるアルコール度数2部門で展開しました。最適な審査環境の中、最終審査には28点の日本酒が通過し、Top14が選ばれました。
結果
「Kura Master – Le grand concours de Saké japonais de Paris 2019」がパリで行われ、昨年に引き続き純米大吟醸酒部門(精米歩合50%以下)と純米酒部門(精米歩合50%を超える)の2つ、さらに、サケスパークリング・ソフト部門(アルコール度数10度未満)、サケスパークリング・スタンダード部門(アルコール度数10度以上)の4つのカテゴリーの成績により金賞164本、プラチナ賞73本が決まりました。最後に純米大吟醸酒部門から上位5本、純米酒部門から上位5本とサケスパークリング・ソフト部門から上位2本、サケスパークリング・スタンダード部門から上位2本を合わせた「トップ14」の中から、部門ごとに審査員賞が1本、そして、すべての中からプレジデント賞が1本選ばれます。
この結果は、7月9日、パリのOECD日本政府代表部大使公邸にて発表、授賞式を行います。