フランソワ・シャルティエ
フレーバーと日本酒のマスターブレンダー・スペシャリスト
Chartier World LAB
ハーモニーを作り出すフランソワ・シャルティエの世界は、新しい日本酒、ワイン、ビールの開発をする中で、香りの科学だけでなく料理なども熟知しており、大変豊かな世界である。また、開発の際には世界のトップシェフや有名な生産者とのパートナーシップを組んでいる。アメリカの有名ワイン評論家 Robert M. Parker Jr. はフランソワ・シャルティエを「純粋な天才」、el Bulli(エル・ブジ)(世界最高のレストランに5回選出)の有名シェフ、Ferran Adrià (フェラン・アドリア)は彼を「味覚の最高エキスパート」と評している。
ケベック出身、2016年よりバルセロナに在住の自身は1980年代後半より、日常生活、より具体的にはガストロノミーやワイン、日本酒などの飲料における香りの理解を深めるために調査している。「ハーモニーの創造者」として、世界最優秀ソムリエの栄誉ある賞を獲得し(1994年パリのSopexa大会にて)、その後2010年と2013年にパリで、2016年には中国で、3度も世界最優秀料理本賞を受賞した。
2002年、「分子ハーモニー」という、料理、ワイン、さまざまな飲料の香りの相乗効果の可能性に基づいた新しい化学を生み出した。そして2017年からは、「TANAKA 1789 X CHARTIER」のマスター・ブレンダーとして従来の日本酒のブレンド技術を覆し、、東京の新プロジェクト「SONY AI: Artificial Intelligence & Gastronomy」の研究委員会の特別顧問も務めている。